注文住宅を1回目に建てたときに後悔したこと(2):自分と家族の生活スタイルを考えていなかった
注文住宅を2回建てて思うのはやっぱり、建てたい家はみんなそれぞれ違うんだなということです。
展示場や住宅雑誌のイメージを重視してしまった
1回目に家を建てた時は、何から始めたらいいかよく分からなかったので、とりあえず最初に展示場に行って、80坪くらいある大きな家を見学して、住宅雑誌で色々と素敵な部屋の写真を見ていたました。
結果、単純にそれらがいいなと思っていました。。。
なので、割とそのまま建てたのに近い感じとなり(実際は35坪なので展示場のとは違いますが)、見た目、デザインを重視して家づくりをしてしまいました。
展示場は本来、単に出来上がった家をみるためではなく、その住宅メーカーはどんな考え方で、どんなサービス、機能に力を入れているかを知るところだと思います。
だけど、その時は大きなかっこいい家というイメージが強すぎて、展示場の家に憧れるという状態になってしまっていました。
雑誌にしても綺麗に撮られた写真だけを見て「この雰囲気いいなー」なんて思って家づくりに取り入れてしまいました。
面倒臭くても一つひとつ考えなければいけない
住んでみて気づいたことは、自分たちの生活スタイルを考えていなかったということです。デザイン、見た目は家の一部であって、実際には必要な部屋、生活導線、家の空気、音の伝わり方、機能など、大変ですがたくさんのことを考える必要があります。
ただ、どうしても住む前にこれらのことを全部考えるのは難しく、住宅メーカーの人がリードしてくれればいいのですが、そうしてくれる会社って意外と少ないと思います。
耐震性に強みがある会社は耐震性の重要性をよく話してきますし、デザイン性が強い会社はやはりそこを強調してくると思います。
そのため、本当は注文住宅を建てる時は色々と考えなければいけないのに、どうしてもその住宅メーカーの得意とするところの話が中心になってしまいがちです。
1回目にそれを痛感したので、2回目建てる際は一つひとつきちんと考えるようにしました。
ひとつひとつ自分たちの生活スタイルを考えてみましょう
初めて家を建てる場合は全て考えるのは難しいと思いますが以下のポイントおさえておくと良いと思います。
1.今の家での生活の不満を具体的に書き出す
思っているだけだと見落とすことがあるので、書き出して不満点をあげることが大事だと思います。その際に不満は普段の生活、行動を軸に考えた方が良いと思います。
ダメな例:リビングが狭い
良い例:友達を2、3人よく呼んでリビングで家呑みする時に狭いと感じる
2.「なんで?」と不満の理由を考える
不満の理由を把握しておくことで、家を建てる際にどの程度で解消できることなのかが明確になります。
例:飲む時にテーブルをおくスペースが少ないから。
意外と住宅メーカーの営業マンは「リビングは何畳くらいがいいですか?」と聞いてくることがあるので、「リビングはこういう使い方をする、こういう家具をおく。南條必要ですか?」と反対に聞き返し、住宅メーカー側からの提案をもらう方が良いと思います。
3.書き出したらどの部屋に当てはまるのか、どのカテゴリになるのかをまとめる
不満はどこに対することなのかを最後に整理すると良いと思います。それによってそれぞれの部屋一つ一つを丁寧に考えられるようになりますし、カテゴリわけをすると機能面での課題が見えてきます。
カテゴリはわかりにくいと思いますが、例えば、「家事導線」「生活音」「暑い/寒い」などで良いと思います。
暮らし方の診断テストというのもあるので利用してみるとよりわかりやすいかもしれません。